場面: 毎朝の、揚げ物の仕入れ量
- 先週の同じ曜日に、いくつ売れたか
- 今日の天気予報(雨かどうか)
- 近所でイベント(学校行事やお祭り)があるか
- 冷蔵庫に残っている量
- いつもは、先週の同じ曜日と同じ数
- 雨の予報なら、その8割
- 近所でイベントがあるなら、その1.3倍
- 冷蔵庫に残りがあれば、その分を引く
雨だけの朝なら、店長に電話しなくて済む。
仕事の判断の基準が、社長やベテランの頭の中にしかないからではないか。私はそう考えています。
そこで考えているのが、その判断の仕方を1枚に書き出して、会社の資産にする仕組みです。その1枚を見れば、社員の方にも、AI エージェント(指示を受けて仕事を進めてくれるソフト)にも、仕事を任せられるようになるはずです。
困りごと
「これ、どうしましょう?」が一日に何度も来て、自分の仕事に手をつけられるのは、みんなが帰ってから。
任せたつもりでも「念のため確認を」と戻ってくる。自分が返事をするまで、相手の手も止まっている。
新しく入った人や AI エージェントに頼んでみても、うちの判断の基準を知らないので、出てきたものを自分でぜんぶ見直すことになる。
なぜ起きるのか(私の仮説)
私の仮説では、マニュアルや過去の資料に残るのは「何に決めたか」までです。「何を見て、どう決めたか」「どんなときは、任された人が自分で決めずに聞くか」は、社長やベテランの頭の中にしかありません。だから、任された人は迷うたびに聞きに行くしかなく、聞かれる側は同じ説明を繰り返すことになります。これが本当かどうかを、お話をうかがって確かめたいと考えています。
いま
どうするのか
よく聞かれる相談を、社長やベテランと一緒に1つ選びます。そのうえで、私が「何を見て、どう決めているか」をうかがいます。
うかがった内容を、私が「判断の流れの1枚」に書き出します。実際の判断と違うところは、社長やベテランに直していただきます。
いつもの判断は、1枚を見れば社員でも AI エージェントでも進められるようにします。社長やベテランに戻るのは、1枚に無いことや、条件が違うことだけです。そのとき決めた理由も1枚に足していくので、使うほど1枚の中身が増えていきます(足し方は、その会社と一緒に決めます)。
目指す形
「判断の流れの1枚」の見本
分かりやすい例として、架空のお惣菜屋さんで書きました。業種が違っても、うかがうことは同じです。
場面: 毎朝の、揚げ物の仕入れ量
雨だけの朝なら、店長に電話しなくて済む。
実在のお店の話ではありません。実際には、お話をうかがった場面をもとに作ります。数字で決まらない判断(人の配置や、お客様への返事など)も同じ形で書けるかは、お話をうかがいながら確かめるつもりです。
いきなりソフトを入れるわけではありません。はじめは、私が1件ずつお話をうかがい、1枚にまとめます(整理に、文字起こしや要約の AI サービスを使うことがあります。使うかどうかは、始める前にうかがいます)。場面ごとの1枚が何枚か集まって、本当に任せられると分かってから、社員や AI エージェントがその場で開いて使える形にしていくつもりです。
いまの段階と、お願い
この仕組みは、動くものも、使っている会社も、まだありません。実際に相談が集まっている方のお話をうかがって、何を作るかを決めたいと思っています。
当てはまるか分からなくても大丈夫です。ふだんの仕事の話で十分です。
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